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赤坂浄苑を支えるスタッフを紹介していくこのコーナー。
今回は、赤坂浄苑を契約された方々に洗骨を中心にご遺骨に関する様々なサポートを行う株式会社パイル21の甲斐浩司氏が登場しました。

丁寧な洗骨を通してご遺族の気持ちにお応えする

株式会社パイル21 代表取締役
ご遺骨サポート サライ
甲斐浩司

プロフィール
親友が亡くなったときに遺言であった海洋散骨を体験。それがきっかけでご遺骨の在り方について深く考えるようになり勤めていた大手電機メーカーを退職。株式会社パイル21を起ち上げ、ご遺骨サポート「サライ」をスタート。粉骨、分骨、洗骨、散骨など様々なご遺骨に対する支援を実施しています。

技術畑からご遺骨サポートの世界へ

以前は大手電機メーカーの技術部門に勤務していました。当時から凝っていたのは海釣り。自分で船を持つまでになっていたのです。そういった中で親友の釣り仲間が亡くなり、生前に大好きな青い海に骨を葬ってほしいと語っていたのでその船で散骨をしました。そのときに機械ではなく、手で丁寧にご遺骨を粉骨していく大切さを知り、真心を込めたご遺骨のサポートを生涯の仕事と考え、会社を起ち上げました。
会社の起ち上げをHPで告知したところ、想定していた以上の方々からご遺骨に関する相談が寄せられ、事業内容も粉骨や散骨から、改葬でお墓の引っ越しされる場合等の洗骨までサポー トさせていただくようになりました。ご縁があって赤坂浄苑様と出会い、改葬時の洗骨を中心にこ契約された方々のご遺骨に関する様々な相談にもお応えしています。

お墓はもう一つのふるさと

お亡くなりになってから一度、お墓に納骨をされたけれど遠くてなかなかお参りに行けなくなり、それなら便利な赤坂浄苑へとお墓を移される方が増えています。私はその際にご遺骨をきれいに洗う役割を担っています。洗骨のためにお預かりした骨壺を開けたときに可愛いお人形が入っていたことがあります。それは故人が少女時代だった頃の思い出の品なのかも知れません。私がそのときに感じたのは、ご遺族の故人に対する想いの深さです。ご遺族がお人形を骨壺に添えたときの想いは、すっと変わることなく持ち続けていることを想像しました。そしてお墓にお参りするたびにその遺品を愛した故人の姿を蘇らせることでしょう。
ふるさとに帰ればすぐに子どもの頃に過こした思い出が湧きあがってきます。それと同じようにお墓は故人の絆を感じるもう一つのふるさとなのではないでしょうか。そのために私は、お預かりしたご遺骨が最初に納骨したときと同じ状態に戻れるよう丁寧に手作業で汚れを落とし、 赤坂浄苑という新しいふるさとを清々しく感じていただけるよう、真心を込めて洗骨に携わっています。