110余年の伝統を持つ和菓子の老舗「赤坂青野」。
赤坂浄苑には御仏前のお供えや法事のお返しに用いるお菓子を納品しています。
そんな赤坂青野の本店で店長を務める武田真人さんにインタビューしました。

法事をまごころで支える和菓子の老舗。

赤坂青野製菓株式会社 取締役
赤坂本店 店長
武田真人

 

プロフィール
もともと美術に興味があり、和菓子の美しさに惹かれて赤坂青野に入社。
以来、お客様にまごころの届くお店づくりに努められています。
赤坂浄苑とは開苑以来のおつきあい。一回一回丁寧にこころを込めて納品されています。

老舗のこころを
お参りに来られた方々へ

人の温かみが伝わる和菓子

赤坂青野本店は、創業110余年を数える和菓子の老舗。 赤坂7丁目交差点脇、赤坂小学校のはす向かいにあるそのお店は今もたくさんの人々から親しまれ、赤坂に来たら必ず立ち寄るお客様も数多くいるとのことです。御影石をベ一スに広めにゆったりとつくられた店内には、お客様が見やすいように少し大き目のショーケースに様々な商品が並べられ、どの商品からも老舗ならではの品の良さが漂ってきます。しかし、それでいて心がほっとするのは一つひとつに人の手が加えられているからです。

「青野の和菓子の製造にはどこかで人の手が施されています。すべてを機械で行えば均等でまちがいのないものはできるでしょう。 しかし、そこには人の温もりは伝わってきません。うちの和菓子は手作りのため、ときには形や大きさに微妙にちがいは出てきますが、それ以上に人肌の優しさがその姿全体から感じていただけると思っております」と武田店長は話します。
また四季折々の味わいを目で、味覚で楽しめるのも青野の和菓子の魅力。 春なら桜餅、五月は柏餅、そして、涼を感じる材料で冷やして召し上がる和菓子が夏には喜ばれているとのことです。

ご遺族様の想いに応えられる和菓子を

「赤坂浄苑様に和菓子を納めるようになったのは、5年ほど前から、ちょうど開苑の頃です。それ以来、御仏前のお供え物や法事のお返し用の和菓子を納めさせていただいております。 詰め合わせは中身などを吟味し、赤坂浄苑様オリジナルのものとなるよう、お選びしています」
そう話す武田店長が大切にしているのは、まごころ。一回一回丁寧にご用意し、故人様が好きだったお菓子など、ご遺族の皆様からのリクエストも可能な限りお聞きするようにしているとのことでした。