住職のご挨拶

伝燈院 赤坂浄苑 住職 角田徳明

 春の日差しが心地よく感じられる今日この頃、当苑ご契約者の皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 来る4月8日は当苑ご尊様であられる「お釈迦様」の誕生日でございます。お釈迦様がお生まれになられた4月8日を「降誕会(ごうたんえ)」、お悟りを開かれた12月8日を「成道会(じょうどうえ)」、お亡くなりになられた2月15日を「涅槃会(ねはんえ)」、一二つを総称して「一二仏忌(さんぶつき)」といい宗門では特に大切な日とされております。

 お釈迦様はお生まれになられ、7歩お歩きになられたのち天と地を指さし「天上(てんじょう)天下(てんげ)唯我独尊(ゆいがどくそん)」とおっしゃられました。
 文字の意味だけみますと「自分は世界で最も尊い存在である」となり、お釈迦様の尊さを伝えるため後世に創作された伝説だとされますが、別の解釈をすれば意味合いが全く違ってまいります。

 「我」の部分をお釈迦様本人ではなくこの戦に生ける私たち自身ととらえると、「人として生まれた私たち一人ひとりは他にかけがえのない大切な命である」という意味になるのです。
 曹洞宗を開かれた「道元禅師」は、「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけり」という旬を詠まれました。
「すずしかりけり」とは清らかで澄んでいるという意味で、四季はそのままで美しく素晴らしいもので、それをありのままに体感できる心が禅の精神であると説いた句でございます。

 お釈迦様の生誕に思いを馳せると同時に自身の尊さを再確認し、章木が芽吹く新緑の季節に、ありのままの自然の美を感じ取れるような心豊かな人生を送りたいものです。

合 掌

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